" /> 歴代最強チームはどこか。プロ野球編。 | さいたまたいさ

歴代最強チーム(プロ野球編)

ベストナイン

歴代最強プロ野球チームについて考えてみました。
個人的にはV9時代の巨人や90年代前後の西武などの「黄金時代」を築いたチームに魅力を感じますが、
そういった絶対的チームは上記の2チームだけくらいだと思っていますので単年度の競合チームをあげています。
1947年阪神の「ダイナマイト打線」1950年松竹の「水爆打線」1960年大毎の「ミサイル打線」などもありますが今回はさいたまたいさが実際見ている昭和50年以降のチームのみにしています。

2019年に一度目のブログを書き始めた時の記事になります。

1985年阪神タイガース

阪神の長い歴史の中で初めての日本一になった年です。伝説のバックスクリーンの三連発はあまりにも有名です。

「ニューダイナマイト打線」と呼ばれる強力打線で当時のチーム本塁打セ・リーグ記録(現在の記録は2004年、読売ジャイアンツの259本)を更新する219本塁打と圧倒的な破壊力を誇るチームでした。
クリーンアップのバース、掛布、岡田の3人は3割、30本、100打点超え、あまり話にでてきませんが、3人ともOPSは1.000を超えています。(ちなみに2018年のセリーグでOPS1.000超えは4人(丸佳浩選手、鈴木誠也選手、山田哲人選手、ソト選手)です。)

1番の真弓選手も3割、30発超えをしています。先頭打者本塁打6本を放ち、「恐怖の1番打者」と呼ばれました。本塁打のイメージが強いチームですが、平田勝男選手、佐野仙好選手、北村照文選手、吉竹春樹選手、木戸克彦選手 など打線のつながりも非常にありました。

この年から日本シリーズでも指名打者制が採用されますが、全試合採用で甲子園球場でも指名打者制でおこなわれており、全試合で指名打者制でおこなった唯一の日本シリーズとなっています。
試合は最終的には4勝2敗で阪神タイガースの悲願の日本一を果たしますが、この日本シリーズでのバースの活躍もすごく初戦からの3試合連続本塁打で、3試合目の終了後の西武広岡監督のインタビューで「あの怪物はアメリカに帰ってもらいたいですね」と言うしかなかったくらいでした。

とにかくこの年の阪神のシーズンの衝撃度なら、日本野球史トップといえるかもしれません。

1990年西武ライオンズ

西武黄金時代の中でも一番強いと思わせたのがこの年です。

1982年~1994年の13年で11度のリーグ制覇と8度の日本一、V9時代の巨人と並び称されるチームですが、1989年に近鉄バッファローズがリーグ優勝となり雪辱を果たすべき迎えた年です。

秋山、清原、デストラーデの強力クリーンアップもありますが、AKD砲の回りを固める辻発彦選手、平野謙選手、石毛宏典選手、伊東勤選手、田辺徳雄選手などの野手陣も本当のチームが勝つべき役割をしっかりと行っています。

また、こういった話になるとどうしても打線に目がいきがちですが、投手陣も抜け目がありません。

渡辺久信投手、渡辺智男投手、石井丈裕投手、郭泰源投手、工藤公康投手の先発陣にこの年の新人の潮崎哲也投手、鹿取義隆投手の抑え など他球団に隙を与えず2位のオリックスブレーブスに12ゲームの大差をつけてパリーグを制覇しました。

日本シリーズにおいても歴代の中でも強烈なインパクト残しました。セリーグ優勝チームは、セリーグを圧倒的な強さで制覇した読売ジャイアンツ。斎藤雅樹投手、桑田真澄投手、槙原寛己投手などの投手層の厚い巨人とのシリーズは事前予想では接戦を期待されていた対決ですが、終わってみるとすべて得点差4点以上で西武の圧勝でした。

シリーズ終了後の岡崎郁選手の「私の野球観が変わった」との発言や、川相昌弘選手も著書で「思い出すのもおぞましい」と綴るなど試合結果以上にチーム力の差を感じるシリーズとなりました。

1998年横浜ベイスターズ

「マシンガン打線」呼ばれ、1960年以来の38年ぶりリーグ優勝と日本一を成し遂げたシーズンです。
イメージとは違い、意外に本塁打は100本とリーグ3位ですが、チーム打率:.277(リーグ1位)、得点:642点(リーグ1位)、と打線の繋がりがあったチームです。

石井琢朗選手、波留敏夫選手、鈴木尚典選手、ロバート・ローズ選手、駒田徳広選手、佐伯貴弘選手、谷繁元信選手、進藤達哉選手などが野手陣の主な打線ですが、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手を横浜の選手がゴールデングラブ賞を受賞するなど守備力の高さがチーム力のひとつでもありました。
抑えの切り札である佐々木主浩投手もまさに絶頂期にあり、野村弘樹投手、三浦大輔投手、斎藤隆投手などの先発投手陣も安定感がありました。

日本シリーズでも西武ライオンズを4勝2敗で撃破して、チーム創立2度目の日本一になった年です。
実はマシンガン打線の数字上の最高到達点は翌年の1999年となります。シーズン打率:294を記録して当時の日本記録となっています。ちなみに野手のみで計算すると、チーム打率:303となっています。
(現在の日本記録は2003年DH制のあるダイエーホークスの打率:297)