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プロ野球親子で活躍した選手

野球

今回は親子で活躍したプロ野球選手を紹介したいと思います。

長嶋茂雄(父:元読売ジャイアンツ)長嶋一茂(息子:元読売ジャイアンツ)

まずはいわずと知れた球界の父子鷹です。
父はもちろん説明不要のミスタープロ野球こと長嶋茂雄選手です。
ミスターについて語るとそれこそ書く事が多すぎるので省略します。
息子の長嶋一茂選手ですが、今の人達は一茂選手の現役時代さえもしらない人がいるかもしれません。
1987年ドラフト会議でヤクルトスワローズ、大洋ホエールズの2球団が1位指名で競合し、抽選の結果ヤクルトが交渉権を獲得し入団。
背番号は「3」野球界の注目を浴びます。
そして衝撃的だったのは4月9日の対読売ジャイアンツ戦での6回1死のプロ8打席目です。マウンドは元メジャー右腕、ビル・ガリクソン投手。
ガリクソン投手が投げたファーストボールを初安打初本塁打を放ちます。この試合は読売ジャイアンツの勝利で終わりますが、ヒーローインタビューに長嶋一茂選手が呼ばれ、巨人ファン含めて神宮球場全体が異様な雰囲気だったのを思い出されます。
最終的な長嶋一茂選手の成績としては、NPB実働7年間で通産384試合出場、通産161安打、本塁打18本、打率.210となっています。

野村克也(父:元西武ライオンズ)野村克則(息子:元東北楽天ゴールデンイーグルス)

野村親子も長嶋親子同様に父親が偉大すぎるパターンです。
父の野村克也選手に関してもミスター同様エピソード、成績など語る事が多すぎて省略します。
息子の野村克則選手ですが、1995年のドラフト会議で父の野村克也監督が率いるヤクルトスワローズから3巡目で指名され、捕手として入団します。
スカウトらの評価は高くありませんでしたが、息子の克也選手の熱意でヤクルトスワローズへお願いして指名してもらったと野村克也選手の著書に記載されてれています。
最終的な野村克則選手の成績としては、NPB実働8年間で通産222試合出場、通産66安打、打率.185となっています。
選手としては、父の偉大な成績には遠く及びませんが、現役引退後は、東北楽天ゴールデンイーグルス、読売ジャイアンツ、東京ヤクルトスワローズなどでコーチを歴任して父同様に野球人としての野球頭脳を発揮しています。

黒田一博(父:元大映ユニオンズ) 黒田博樹(息子:元広島東洋カープ)

こちらは長嶋親子、野村親子とは逆の息子の方が有名なパターンでしょうか。
まずは息子の黒田博樹選手です。NPBで13年、MLBで7年通産20年の間活躍しました。
NLBの通産79勝は、野茂英雄投手の123勝についで日本人投手の通産勝利数の第2位となっています。
(※2019年シーズン開始時。田中将大投手が迫ってきています。)
日米通産勝利数の203勝は、日米通産記録としたら第一位となります。(※第二位は201勝の野茂英雄投手となります。)
また2014年シーズンは、大リーグからの巨額のオファーがあったにもかかわず広島東洋カープ復帰した事はファンにとって衝撃的なBIGニュースでした。
その黒田博樹選手の父が黒田一博選手です。1949年ー1956年の8年間、南海ホークス、高橋ユニオンズ、トンボユニオンズ、大映ユニオンズ で主に外野手として活躍しています。
通産777試合出場、通産578安打、本塁打32本、打率.246という成績を残しています。

ケン・グリフィー・シニア(父:元シアトルマリナーズ)ケン・グリフィー・ジュニア(息子:元シアトルマリナーズ)

次に紹介するのは、NPBではなくMLBからです。以前にケン・グリフィー・ジュニア選手に対して話をしたことがありますが、父のケン・グリフィー・シニア選手はMLB通産19年で097試合出場、打率.296、2143安打、152本塁打、859打点 の成績を残しています。
息子のケン・グリフィー・ジュニア選手はMLB通産22年で2671試合、打率.284、2781安打、630本塁打、1836打点 の成績です。
1990年シーズン終盤に父のケン・グリフィー・シニア選手が、息子が所属していたシアトルマリナーズに移籍し、親子でスタメンに名を連ねています。
翌1991年も親子でシアトルマリナーズで活躍しました。
またケン・グリフィー・ジュニア選手の背番号「24」は永久欠番となっています。

ボビー・ボンズ(父:元シカゴカブス)バリー・ボンズ(息子:元サンフランシスコジャイアンツ)

最後に紹介するのは、親子の通産成績で見たらグリフィー親子以上にダントツなのが、ボンズ親子です。
父のボビー・ボンズ選手は、通産14年で1849試合、打率.268、1886安打、332本塁打、1024打点、461盗塁、息子のバリー・ボンズ選手は、通産22年で2986試合、打率.298、2935安打、762本塁打、1996打点、514盗塁の成績を残しています。
親子で「300本塁打・300盗塁」の記録を達成しており、この「300本塁打・300盗塁」は長いメジャーリーグの歴史でも8人しか成し遂げていない偉大な数字です。